森喜朗会長が女性蔑視発言をしたことが、海外のメディアで続々と報道されています。
ものすごいスピードで世界のメディアに拡散されてしまった今回の森喜朗会長の発言について、海外の反応をまとめていきます。
森喜朗会長の女性差別発言・謝罪逆ギレとは
今回、問題になっている森喜朗会長の発言は、
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」
というもの。
森会長は東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を勤めています。
2月3日に出席した、日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会での『JOCが女性理事を増やしていく方針を掲げている』ことに対しての発言でした。
さらに、森会長が以前、会長を勤めた日本ラグビー協会での経験から、
「女性を増やす場合は発言の時間もある程度は規制しておかないと、なかなか終わらないので困る」
と付け加えます。
この発言に、世間は女性蔑視だと非難殺到。
ただちに謝罪するも逆ギレ
女性蔑視の発言で非難殺到した翌日の2月3日、森会長はただちに謝罪会見を開きます。
会見では、
「(女性は)みんなわきまえておられる。全員」
「的を射たお話をされてやってくれます」
と語ります。
しかし、質問を重ねる記者に対して、最初は丁寧に回答していたものの、
「もういい聞きたくない」
「面白くしたいから言ってんだろ?」
と逆ギレ。
自分の発言への反省と、自覚がないと更なる非難を浴びてしまいます。
森喜朗会長の発言に対する海外の反応
女性差別発言ととれる森会長の発言、さらに翌日の逆ギレ会見について、海外各地でさまざまなメディアが報道しています。
海外の反応:アメリカ
「身内の行いにより、東京五輪はさらなる問題を抱えている。元首相の女性に関するコメントに、その場(JOC臨時評議員会)で笑いさえ起きたという」
ニューヨーク・ポスト紙
「東京五輪の長が会議で女性を制限するよう提言し、激怒に油を注いだ。既にコスト増と世論の猛反対にあえぐ東京五輪の組織委員会は、新たな“憤激”にも直面している。ツイッターは炎上し、ユーザーは辞職を求め、森氏の年齢と時代遅れを糾弾。ソーシャルメディアは、この会議の場で森氏のコメントへ反論が出なかったことにも失望した」
ニューヨーク・タイムズ紙
海外の反応:インド
「性差別だとの大合唱が勃発。森氏が公の発言でしくじり続きなのは広く知られている」
インドのニュースサイトWION
海外の反応:オーストラリア
「東京に巨大な中指をおっ立ててみせた。公然と“とんちんかん”な主張」
ニュースドットコムau
海外の反応:フランス
「日本の人々に対する顔面への平手打ちだ」
仏AFP通信
各国の怒りは収まる様子はありません。
今後の対応が期待されます。