緊急事態宣言が解除されて、先送りにしていた人事異動を再開する企業も多く、その流れで、送別会などの飲みニケーションのお誘いが復活している職場も多いのではないでしょうか。
私の会社は、グループ1万人規模の会社で、大人数の飲み会は定期的に開催、日常の中でも上司や同僚との飲み会は切り離せない存在でした。
しかし、緊急宣言が解除された今は、会社から10人以上の飲み会は禁止令。それならそれより少ない人数で飲み会を開催しよう!と言うことで、お誘いが徐々に増えてきました。
宣言解除されたとはいえ、まだ不安が残るしもうしばらく自粛していたい…
断ったら失礼にあたるのでしょうか?
自粛期間が明けていても、飲み会は断って失礼じゃない

結論から言うと、飲み会のお誘いは断って大丈夫です!
新型コロナウイルスの感染場所で最も多いのは「夜の街」。
東京都ではPCR検査で陽性になった人の44%は「夜の街」で感染したと発表しています。
会社の飲み会は上記にもろに該当していますので、十分断る理由になりますね。
自分だけでなく周囲の健康を守りたいという気持ちがあれば、断りたいと思うのも当然ですね。
角が立たない断り方
断るにしても、今後の関係性も考慮して、角が立たないようにしたいですよね。
私は、飲み会等のお誘いをお断りする際は必ず、
最初に「ありがとう」を伝えるようにしています。
お断りの前に、必ず”誘ってくれたことへのお礼”を言いましょう。
当たり前ですが、拒絶感を出さないように、「参加したかったけど残念です」と言う意思を伝えることが大切です。
例文:「お誘いいただきありがとうございます。 せっかくお誘いいただいたのですが、こんな時期ですし、今回は自粛させていただきます。 落ち着いたら、ぜひご一緒させてください!」 |
本当はみんな断りたい

プライベートの予定も我慢して自粛している中で、
会社の飲み会に渋々参加して感染したらたまらない…
こんな状況なのでしばらく自粛したい…
と口に出せないだけで断りたい人も多いはずです。
誰かの「欠席」をみんな待っているかも

筆者の会社では、自粛解除後にさっそく飲み会の案内が、上司の「出席」がついた出欠表とともに回ってきました。
しかし、開催1週間前を切っても、ほとんどの人が欠席表に回答しておらず…
「みんなはどうするのだろう」と他の人が回答するのを待っていたのですが、直前だったこともあり、勇気を出して「欠席」と回答したところ、次の日には空欄だった出欠表のほとんどが「欠席」で埋まっていました。
参加が暗黙の了解になっているからこそ、先陣を切って断る
会社によっては、新人や役職によっては飲み会の参加が暗黙の了解になっていることも多いのではないでしょうか。
先ほどのエピソードのように、断りづらい・暗黙のルールを破る勇気がないと思っている人が、誰かが「欠席」と回答するのを待っているかもしれません。
実際、私も、誰か1人が「欠席」と回答してくれたら流れに乗っかれる!と思って、1人目の「欠席」をギリギリまで待っていました。
渋々全員参加…という流れができる前に、先陣を切って断ってしまうと、自分も周囲の人も楽かもしれませんね。

新型コロナウイルスは、世界中を巻き込む事態になっていますが、緊急事態宣言解除や、Withコロナ生活への慣れから、飲み会等のお誘いも徐々に元通り増えていくかと思います。
ただでさえ制約された生活の中でストレスが溜まりやすい中、自分や周囲の人の健康を守るため、状況によっては断ることも大切です。
今後の仕事に差し支えがないように、誘ってもらったことへの感謝とともに、丁寧に伝えましょう。