休みを利用して旅行したときや、お盆休みや年末年始の帰省の際に、「職場へのお土産」は悩みの種ですよね。
そもそもお土産の購入って必要?どんなものを買っていけばいいの?など、ポイント別に解説していきます!
そもそも職場へのお土産は必要?不要?
プライベートの時間に旅行にいったり、帰省したりするのに、職場へお土産を配る必要があるか、悩む方もいるのではないでしょうか。
お土産文化は職場によって違う!事前に先輩に確認を
結論から言うと、お土産文化は職場によって違います!
有休をとってどこかへ行く場合は、お土産を買って配る習慣のある職場や、お土産は仕事には関係ないので社内に持ち込むのがNGな場合もあります。
予定の前に、職場の先輩に「自分の所属している組織は職場にお土産を配る習慣があるか」を確認するようにしましょう。
お土産を配るのが禁止されていたり、配る習慣のない職場であれば、せっかくお土産を配っても喜ばれなかったり注意を受ける場合があるので、前もって確認しておきましょう。
お土産代の負担を減らしたい:負担が大きい場合は、有休を取る場合のみ買う
私は『有休をもらって旅行や帰省をする場合のみ、お土産を買ってくる』という風にマイルールを決めていました。
私が勤めているのは大阪本社の企業で、社内は関西人の割合が非常に多く、ほとんどの人が地元は関西圏にあります。
このような、近隣に実家がある人たちは、帰省する際のお土産は買ってこないことがほとんど。
地方出身組だけが、帰省する際に職場の人数分のお土産を買ってきていたので、お盆休み・年末年始・ゴールデンウィークすべてとなると、年間の購入額は結構な負担に・・・
ということで、有休をとってどこかへ行った際は、「休んでいる間、自分の仕事も回してくれた組織への感謝」を込めてお土産を買い、カレンダー通りの休みに出かけた際は買わない、とマイルールを決め、お土産も配りつつ、金銭的な負担は減らす工夫をしていました。
職場へのお土産の選び方
いざ職場へのお土産を買うとなったとき、何を買っていけば喜んでもらえるでしょうか?
大量に商品が陳列されたお土産売り場から、職場へ配るのにぴったりなものを選ぶには、下記の点に注意しましょう。
✔︎小さくて軽いもの
✔︎小分けになっているものを人数分
✔︎手が汚れるものや、においが強いものは避ける
✔︎日持ちするものを選ぶ
✔︎保存方法をよく見て、持ち運びに注意
それでは具体的にどんなものを選べば良いのか、具体的に解説していきます。
小さくて軽いもの
遠くからお土産を持ち帰り、家から会社へもっていく、というのはなかなか手間になりますね。
なので、お土産は軽くて、持ち運ぶのにできるだけ負担がないものを選びましょう。
(例)小さくて軽いお菓子
(例)☑︎クッキーなどの焼き菓子
☑︎おせんべい
☑︎小さなグミやチョコが小袋に詰まっているもの
(NG例)重すぎるものはNG
重たいものは、旅行や帰省先から持って帰るのに苦労するほか、会社へ持っていくのも一苦労なので、できるだけ避けましょう。
(例)・ゼリー
・ようかん
・1人1箱など、容量がかさばってしまうもの
人数分が小分けになっているもの
食べ物を大勢に配る際には、人数分が小分けになっているものを選びましょう。
仕事が立て込んでいたら、すぐに食べることができないので、小分けになっているものだと湿気たりする心配もないし、次の日以降に取っておくこともできるので、衛生的にも安心です。
私の職場では、お子さんがいらっしゃる方は、「子供に食べさせる」と喜ばんで持って帰られます。
(例)小分けになっているお菓子
多くの場合は、売り場に見本があったり、箱に「○袋入り」と記載してあるので、判断しやすいです。
(例)☑︎売り場の見本から小分けされていることが判断できるもの
☑︎箱に「○袋入り」と書いてあるもの
(NG例)小分けにできないお菓子
大きいので、見た目は豪華ですが、すぐに食べられない時に、置いておくと湿気てしまうものはNGです!食べ物だと、衛生的にも気になりますね。
(例)・カステラ
・パウンドケーキ
・缶クッキー(小分けになっていないもの)
手が汚れるものや、においが強いものは避ける
私は職場でお土産をいただくと、その場ですぐに食べてしまうのですが、手がベタベタになったり、食べるとき粉などが落ちてしまうと、デスクや洋服が汚れてしまい、いったん仕事を中断して掃除しなければならないので大変です。
また、においについては、食べている本人は気にしなくても、周囲は意外とすぐに気付くものです。
仕事場に影響のない、デスクでサッと食べれるものを選びましょう。
(例)・粉がまぶしてあるお菓子
・ポテトチップス
日持ちするものを選ぶ
食べ物の場合、お土産を持って行っても、出張などですぐに配れない人がいることや、忙しかったらすぐに食べるタイミングがない、等の可能性が考えられるので、日持ちするものを選ぶようにしましょう。
私はいつも、日持ちがするもの=焼き菓子の認識でお土産選びをしています!
(NG例)日持ちがしないお土産
(例)・なまもの(ういろうや羊かん、おまんじゅう、生クリームを使った洋菓子)
・マカロン
保存方法や持ち運びに注意
食べ物によっては冷温で保存しなければならないものや、強い刺激を与えたら割れてしまうものもあるので、保冷剤と一緒に持ち運んだり、強い刺激を与えないように注意しましょう。
お土産選びの失敗談
私が新入社員の頃、社会人になって初めての夏休みに実家に帰省しました。
私の地元は、おまんじゅうやういろうなど、あんこを使った和菓子がお土産の代表だったので、おまんじゅうを担当の人数分買って帰りました。
しかし、お土産を配っている時に先輩の女性社員から言われた一言は、
「私、あんまりあんこ好きじゃないんだよね」
初めて会社で配るお土産、私なりに一生懸命悩んで買ってきたものでした。
嫌味を言うつもりで言ったわけではないことは、もちろんわかっていましたが、その言葉を聞いて私はショック!失敗した〜(泣)と思いました。
なので、思わぬ失敗を避けたい方は、お土産を買う前に、事前に職場の人の好みを聞いておくのが良いかもしれません。
また、職場の人数より少し多めにお土産を買っておくのも良いでしょう。仕事でお世話になる機会がある他の部署の方や、部長などといった少し役職が上の方にも渡せるので、気の利いた印象がつきますよ。
お土産を配る時のマナー
注意したいのは、お土産を配るタイミングです。
職場なので、周囲のお仕事の邪魔にならない、
✔︎始業前
✔︎昼休み
の時間帯に配りましょう。
また、お土産を配る人が全員にではなく、お世話になっている人のみ等、限定されている場合には、周りの人に気づかれないタイミングで渡すのが吉です。
もし一部の人だけにお土産を渡すのを見かけた人は、もらえる人がいるのに、自分がもらえないと気分が良くありません。
この場合は、私は下記のタイミングを狙って渡しに行っています。
✔︎昼休み
✔︎給湯室・トイレに行く時デスクから離れた時
✔︎退勤時間の前後
お土産をもらう時はしっかりとお礼を言う
ここまで、お土産を渡す側としての話をしましたが、自分がお土産をもらう時には、お土産を買ってきてくれた人に対して、しっかりとお礼を伝えましょう。
失敗談にもあったように、たまに見かけるのは、お土産にケチをつけたり、「これ好きじゃないんだよね」と断る人。
せっかく買ってきてくれた相手の気持ちが台無しになりますよね。お土産が好みのものでなかったとしても、渡す人のことを考えて、購入し現地からわざわざ持ち帰ってくれた相手の気持ちです。
しっかりとお礼を言って受け取りましょう。

大事なのは、心が込もっていること
お土産の選び方から、配り方までを紹介させていただきましたが、結局、大事なのは「心が込もっていること」!
「皆さんを思って選んできました」「この土地で有名なものを皆さんにも食べていただきたくて」という言葉を聞けば、もらう側は自分のためにありがとうと思うはずですよね。
お土産を配る前は、ぜひ、気持ちを伝えてみてください。
連休や年末年始など、社会人は定期的に帰省や旅行の機会があります。
お土産の購入の際、職場でのマナーを守りながら、ぜひ、参考にしてくださいね。