東京オリンピックで金メダルを獲得した素根輝さんと阿部詩さん。
なんと、2人は高校時代に「金鷲旗」で対戦していたとのこと!
その対戦が、映画にもみないほどの伝説の対戦だったと話題になっています。
素根輝の金鷲旗5人抜き伝説がすごすぎ!阿部詩と対戦していた
素根輝さんは2017年(当時高校2年生)の「金鷲旗」にて、阿部詩さんと対戦しています。
その「金鷲旗」で、素根輝選手が残した『5人勝ち抜き』の記録が圧倒的すぎるとのこと。
大会の経緯をまとめると、
南筑高校 対 夙川学院高校
夙川学院高校の阿部詩選手が、南筑高校の選手を4人抜き。
↓
阿部選手は、最後の1人である素根輝選手と対戦し、素根選手が勝利。
↓
素根輝選手は対戦相手のチーム5人全てを倒し、「5人抜き」の記録を残す
「金鷲旗」とは
【「金鷲旗」とは】
毎年7月下旬に福岡県福岡市で開催される、高校生を対象とした柔道のオープントーナメントのこと。
1916年創設の歴史ある大会で、インターハイ(全国高等学校総合体育大会柔道競技大会)、全国高等学校柔道選手権大会にならぶ、高校柔道の三大大会の一つである。
通称「夏の福岡」。
Wikipediaより
「金鷲旗」のルールは?
- 男女とも、5人制勝ち抜き・トーナメント方式で行われる団体戦
- 重量による階級はない、無差別級
強豪校の先鋒が初戦から順に相手校の5名全てを倒し続けていく「〜人抜き」の記録は、毎年、大会の風物詩となっている。
金鷲旗の時の2人の体重差(階級差)は?
「金鷲旗」は、オリンピックのように体重の階級のない大会。
阿部詩さんは、軽量級の選手であるにもかかわらず、自分よりも重量のある(重い)選手を4人抜きしたので、その強さは一目瞭然ですね。
金鷲旗当時の、阿部詩さんと素根輝選手は、
もあったそうです!
2021年東京オリンピック時点での、阿部選手と素根選手の階級を比較すると、
- 素根輝選手:78キロ超級代表
- 阿部詩選手:52キロ級代表
であることから、当時からずっと他選手との体重差のある阿部選手。
4人抜きの記録から、圧倒的な強さがわかりますよね!
しかし、阿部選手の4人抜きのあと、阿部選手含む5人の選手を倒している素根輝選手。
本当にバケモノ級の強さと言えるのではないでしょうか?
この2人の戦いは、2017年の「金鷲旗」のなかでも、群を抜いた、まさに”伝説”だったとのことです。
5人抜き伝説の「金鷲旗」をYoutubeで解説
当時の「金鷲旗」の試合を、素根輝さん、阿部詩さんの2人がYoutubeにて解説しています。
動画内では、当時の試合を次のように振り返っています。
阿部詩「上の階級と闘うのは好き」
「(素根選手と組んだ瞬間)やばいと思った。動かないし」
素根輝「この大会は全然息が切れず、集中していた」
阿部詩「途中から笑っていましたね。すごいな、と。どっかで足がつまずかないかなと思っていた」
また、素根輝選手と対戦した時のエピソードを、阿部詩選手は次のように語っています。
「苦しくて、フガフガ言っていた。そしたら(素根)輝がおなかを上げて隙間を作ってくれた」