ジャニーズWESTの新曲「サムシング・ニュー」が、あいみょんさんが6年ぶりに楽曲提供をしたもので注目を集めています。
あいみょんさんが書き下ろした「サムシング・ニュー」の歌詞に込められた意味について、解説していきたいと思います。
ジャニーズWESTにあいみょんが「サムシング・ニュー」を楽曲提供
5月5日発売のジャニーズWESTの新曲「サムシング・ニュー」。
あいみょんさんがジャニーズWESTに楽曲提供したのは、「サムシング・ニュー」で2曲目です。
あいみょんがジャニーズWESTに提供した楽曲
2015年
「Time goes by」(「ズンドコパラダイス」のカップリング曲)
2021年
「サムシング・ニュー」
あいみょんさんが書き下ろした「サムシング・ニュー」は、「ウエディングのバージンロード」をテーマに人生という長い道のり(ロード)を歩いていく上での大切なメッセージも込められた応援歌です。
楽曲提供をしたあいみょんさんは、楽曲について、
「一見、ウエディングソングだけれど、私が伝えたい、伝えてほしいメッセージが隠れています。」
と語っています。
応援歌らしく、曲調は明るくポップなもので、歌詞のひとつひとつも甘く優しい単語が散りばめられています。
そんな曲を、思いを受け取ったかのようにジャニーズWESTがかっこよく、爽やかに歌い上げたMVは何度でも見てしまいますね!
ジャニーズWEST「サムシング・ニュー」の意味:曲名
楽曲のタイトルである「サムシング・ニュー」とは、そもそもどんな意味があるのでしょうか?
英訳で直訳すると『何か新しいこと』。
しかし、ウエディングソングという視点で考えてみましょう。
結婚式における「サムシング・ニュー」は、『サムシング・フォー』のうちの1つと意味づけられています。
サムシング・フォーとは
- 「サムシング・オールド」(古いもの)
…先祖から受け継がれた家族の絆、伝統、富など。 - 「サムシング・ニュー」(新しいもの)
…もともと父親が結婚する娘に何か新しいものを新調したことを表したもの - 「サムシング・ボロー」(借りたもの)
…すでに幸せな結婚生活を送っている人にあやかるという意味 - 「サムシング・ブルー」(青いもの)
…純潔の象徴。青は幸せを呼ぶ色でもあり、聖母マリアのシンボルカラー
この4つを結婚式当日に身につけた花嫁は幸せになれるという欧米の習慣から生まれています。
海外ではポピュラーなものであり、最近は日本でも取り入れる花嫁さんが増えているそうですよ。
曲名の意味としては、結婚式をあげる前・これから2人で人生を歩いていこうと約束をし合っている段階のカップルを応援する応援歌(ウエディングソング)となりますね。
ジャニーズWEST「サムシング・ニュー」の意味:歌詞
続いて、「サムシング・ニュー」の歌詞の意味について解説していきます。
サムシング・ニューの意味:一人称と二人称
この曲の歌詞は、
一人称:「僕」
二人称(=パートナーの女性):「姫」
という表現で綴られています。
「僕」と「姫」はウエディングの主役である、曲の主人公とそのパートナーの女性であると考えられますね。
しかし、一人称の「僕」が「僕ら」と複数形になっている部分も。
つまり、その部分は
「僕ら」=主人公「僕」とパートナー「姫」の2人
と解釈できます。
新たな人生を歩もうとする「姫」を応援するために、「僕」が「姫」に向かって「サムシング・ニュー」を歌っていると解釈できます。
サムシング・ニューの意味:平静を装う照れ隠し
なんでもないフリをして
「僕」が大好きな「姫」と共に新たな道を歩み始めることが、嬉しくてワクワクしてたまらない様子を「大興奮」と表しています。
つまり、プロポーズが成功し、ウエディングへ向けての準備段階と言えるでしょう。
しかし、なんでもないフリをするのは、
- 浮かれずに「姫」をしっかりと守っていかなければならないという責任
- デレデレしている自分を「姫に見られたくない」とかっこつける
という2つの「僕」の気持ちを表していると解釈できます。
サムシング・ニューの意味:「姫」は無敵な状態
サムシング・ニューの意味:「姫」への過保護な愛情
小さな石ころが 落ちています
大切な君を守るため
最後まで 援護させてください
100メートル先にある物、ましてや小さな石ころなんて、本来なら気がつきもしないのではないでしょうか。
そんな小さな石ころを発見するほど、「姫」の歩む道の先に危険がないかを細心の注意を払っていることが読み取れます。
しかし、小さな石ころなんて、本来なら足元にあっても気にしないですよね。
そんな石ころから「守るため最後まで援護させてください」というセリフからは、あくまで導くのは自分でなく、歩む姫を手助けしている存在であり、大切に思いすぎる・過保護すぎる愛情すら感じられますよね!
サムシング・ニューの意味:「僕ら」2人でいると最強
この背中で 戦ってみせるよ
限られた時で 出会った人
そうさ 君がいれば
僕らは 最強なんだぜ
さあ進もうよ 姫
この歌詞から、「姫」がいたらどんなことでも頑張れるという「僕」の気持ちが伝わってきますね。
「姫」のためなら何でもできるという「僕」の意思はもちろんですが、
「”僕ら”は 最強なんだぜ」という言い回しから、
「姫」の方も同じように、「僕」がいたら何でもできるはずという思いが込められています。
サムシング・ニューの意味:不安(マリッジブルー)から守る
なんでもないフリしてるけど
やっぱり 怖いんでしょ?
君が恐れている未来なんかは
今日限りで さよならしてあげる
サムシング・ニューの意味:恋敵の存在
君を追いかけてきた人がいます
渡すものか 僕の好きな人
最後まで この手離さないよ
2人の未来に一切の不安を感じていなかった「僕」ですが、「姫」の後方を確認すると自分から「姫」を奪おうとする人の存在に気付いてしまいます。
「君を追いかけてきた人」=恋のライバル
冒頭の「石ころ」は前方200メートル先にあったのに対し、恋のライバルは50メートルとかなり近い距離から追いかけてきているようです。
「渡すものか 僕の好きな人 最後まで この手離さないよ」には、好きな人を生涯を終えるまで絶対に離さない、誰にも渡さないという強い思いが込められています。
サムシング・ニューの意味:2人ならどんなことも乗り越えられる
この両手で しずめてあげるよ
無限大の明日があるだろう
そして 君といれば
僕は強くなれるんだぜ
さあ いざ行こうよ姫
- 全て僕に任せて
- 絶対に「姫」には近づけさせない!
という強い意思を感じます。