先輩になった今こそわかる、忙しい先輩に質問したい時のポイント

生活

「わからないことがあれば何でも聞いて!」と言われたものの、いざわからないことが発生したとき、

 「先輩は忙しそうで話しかけづらい・・・」
 「初歩的な質問だったらどうしよう?」

などと考えてしまい、なかなか質問できないといった経験は誰しもあると思います。

私も、何時間もタイミングを見計らって、やっとの思いで質問できた!といった経験が何度もあります。

そんな新人時代に散々悩んできた、「先輩に質問をするタイミング問題」について、

新人のとき気をつけていたことに加え、4年目になった今だからこそわかる、先輩のリアルをそれぞれ解説していきます!

①質問する内容をまとめておく

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わからないことを質問したい時、「○○がわからないんです」「こういうエラーが出てしまうんですが」を、断片的な質問になりがちです。

私も新人時代は、すぐに解決しなきゃ!と焦ってしまい、そういう質問をしがちでした。

しかし、忙しい先輩に対して、断片的でまとまっていない質問をすると、

「結局何が言いたいの?」
「ちょっと後でもいいかな?」
と言われてしまいます。

なので、私は質問をする前に、

「何がわからないのか」
「経緯」
「今どの段階まで進んでいるのか」
「自分の考え」

を順序立てて質問できるよう、自分の中で整理するようにしていました。

そうすると、「後でいい?」と言われがちだった先輩のも、「ああ、このことね」とその場で教えてもらえるようになりました!

先輩は「経緯」を伝えてほしい

新人だった頃と比べ、2年、3年と経つと、新人だった頃とは比べ物にならないくらいの複数の仕事を、同時進行でこなさなければな利ません。

そんな中で、後輩に質問されて困ることは、

「わからないので教えてください」

とだけ言われることです。

自分の力ではどうしようもないから、とにかく教えてほしい、という気持ちはわからないでもないです。

ですが、先輩がまず把握したいことは「タイトなスケジュールの中で質問に対応するのに、これを解決するのにどれくらい時間がかかるのか?」。

なので、「経緯」「何がわからないのか」を教えてもらえると、その場で対応しやすくなります。

②先輩が忙しそうでも、質問したい旨を伝えておく

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忙しそうな先輩は、後で落ち着いたタイミングを見計らって質問にいけば良いですが、繁忙期などは1日中忙しそうで気が引けてしまうこと、ありますよね。

先輩の落ち着くタイミングがわからない時に、私がしていてよかったと思うのは、

「○○の件で、お時間できた時に教えていただけませんか」
「都合の良いタイミングで教えていただけませんか」

と声をかけ、質問がある旨をとりあえず伝えることです。

すると仕事がひと段落した際に、先輩から声をかけてくれました。

先輩は、後輩が困っていることを把握しておきたい

仕事が忙しい時は、後輩が困っていることに気付いてあげるのが遅くなってしまいます。なので、できればわからないことが発生した段階で聞きに来てほしいのが本音です。

しかし、あまりにも忙しいタイミングで声をかけられると、「後にして!」と後回しにして1度追い返してしまうことも…。

(私は新人の時に1度この対応をされて、質問に行くのが怖くなってしまったのですが、先輩になった今、当時の先輩の気持ちがすごくわかります…涙)

なので、質問される時には、前述した通り、質問したいことがある旨だけ先に伝えてもらえると、とても助かります。

一見忙しそうに見えても、教える余裕がある時はその場で教えますし、手が離せない場合は後で自分から話しかけにいきます。

わからないことが発生した時点で質問する

すぐに質問する人は知識が付かず相手の時間を奪うので仕事も減ります

仕事がわからない時は、後回しにせずその都度質問するよう心がけていました。

最初の頃は、「何度も質問に行くのは申し訳ない…」という気持ちから、質問が溜まってから、後でまとめて質問しようとしていました。

しかし、そういう仕事の仕方をしていると、1つ解決していないことのせいでその後の工程も全然進まないんですね。

しっかり理解しながら、スムーズに仕事を進めるために、わからないことはその都度解決していくことをオススメします。

先輩は、わからないことは、一度自分で考えてから質問してほしい

先ほど、わからないことがあれば1つずつ聞くことをオススメしましたが、

「忙しい時にこんな小さいこと質問して先輩の手を止めるのもな…」
「見当違いのことを聞いていたらどうしよう」

と遠慮してしまう人もいるかもしれません。

でも大丈夫です。先輩社員は、考えた上での質問だったら怒ることはありません。

例えば、進行している業務に対して
「このデータがエラーになるんですが、どうすればいいか教えてください」

と聞かれるのと、

「これって昨日したあの業務と関連していると思うのですが、昨日までは問題なかったはずなのにエラーになってしまいました。原因が他にあるということですか?」

と聞くのでは、後者の方が自分でできるところまではしてくれたんだな、と思いますよね。前後の作業を理解しながら、目的を持って仕事しているんだな と評価され、より詳しく教えてもらえるでしょう。

前者の聞き方では、経緯や具体的にわからない部分がわかるので、先輩もアドバイスをしにくくなるだけではなく、投げやりな印象を持つ先輩も中にはいます。

「私はこう思うのですが、合っていますか?」
というように、経緯や自分の考えを伝えることが大切です。

質問する前に、一度自分で考えたり、調べてから質問するようにしましょう。

+α:以前にも聞いた質問をする時

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最後に解説するのは、

わからないけど、これ前にも同じことを聞いたかも…という時。

「前にも言っただろう!」と怒られてしまうかもしれないのが怖くて、なかなか質問しづらいですよね。

しかし、もしあなたが仕事をわからないまま進めてしまった結果、間違いが発覚したら、その修正作業に膨大な時間が発生し、結果的に自分や上司・先輩だけでなく、周囲の多くの人に迷惑をかけてしまいます。

わからないまま作業を進めてしまう前に、必ず疑問点を解消してから仕事を進めましょう

また、一度聞いたことは、質問をするたびメモをしっかり取るようにしていきましょう。

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いかがでしたか?
今回は、「忙しい上司や先輩へ質問する」際に、私がしていて良かったこと、そして、先輩になって今思うことについてご紹介しました。

わからない仕事があるとき、上司や先輩が忙しそうにしていると、質問するのをためらってしまうこともあると思います。

しかし、疑問や不明点をその場で解決することで、その先の仕事の過程もしっかり理解でき、結果的にスムーズに仕事をこなすことに繋がります。

わからない仕事を1つ1つしっかりと解決することで、自分自身の業務理解や成長につなげていきましょう。